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こんにちは。
猫と龍をこよなく愛する 絵付け作家・画家の池田美佳です。
一昨年から出品している、安曇野涼風扇子展。
龍を描きはじめたのがこの扇子展だったのです。
2021年↓
2022年も龍を1点描きました。
そして今年も3点のエントリーをして、扇子専用の紙をいただいていました。
ゴールデンウィーク明けに、そろそろ本腰を入れて制作しよう、と
まずは1枚を描いていました。
今年は3作を共通の「龍」のテーマで連作にしようと考えていて、
3枚の色を統一しようと思っていました。
この絵は龍が飛び去った後に蓮の花が咲いているところの「静」。
脳内のイメージがうまく表せなくて4、5日かかっています。
そんな時にコロナに罹患して隔離療養を余儀なくされました。
療養中は回復することしか頭になかったので、
さて明日から娑婆だ!っていう時にスマホのカレンダーを見てふと思い出しました。
ん?んー?
あれ、扇子展の〆切、3日後だ!
………どうしよう。
予定していた連作にならないなら今年は出品をあきらめるか、
完成している1点だけを出品するか、
前日に速達で送るとしてあと2日で2枚を描くか。
んー、とりあえず2日ねばってみよう。
下書きは終わっていたので、思い切って2枚同時進行で制作することに。
まだ家事ができる体力がないので、座ってできる制作にかかりきりの1日。
いつもは当たり前だけど家事と制作を行ったり来たりなので、これはかえって贅沢な時間でした。
下の2枚が同時制作のもの。
青龍をイメージしていて、下がお顔を大きく描いた「動」、
真ん中が龍の胴体をデザイン的に描いた「流」。
どちらも扇子になると横幅が狭まるので、それを意識した構図です。
なんとなくあと1日で完成できそうな気がしてきました。
全く別の絵柄だったら無理だったと思うんですけど、
連作を想定していて正解でした。
そして期限の2日め。
色を重ねていって納得できるところを探します。
鱗の濃淡、瞳を印象的にする色をどう加えるか、そしてどこでやめるか。
お顔の方の作品はある程度で納得がいったのですけど、
真ん中の作品はこれだけでは足りないとずっと思いながら塗っていました。
そこで、金の線を全体に流すことに。
細い線を3本と絵の具を軽く散らして点々に。
引き締まった感じがして、これにて完成としました。
改めて、今回の出品作3点です。
並べてみると、療養以前に描いた1枚(上)の作風がほか2枚と全然違う…
まとめようとした感じがありありとでています。
でもこれは「静」なのでそれでいいか、と思っています。
お顔を描いた「動」は納得できる1枚となりました。
作品をダンナさんに郵便局で速達にしてもらって(まだ外に出る元気がなかったのです)、
なんとかギリギリセーフの出品となりました。
2日で2枚を完成させるって、私にしては最速でした。
絵にかかりきりだったのですけど、
「絵を描く元気がでればよし!」と言ってくれたので助かりました。
公募展への出品はこの扇子展しかしていないので、今年もあきらめないでよかったなぁと思います。
この絵は扇子に仕立てていただいて、出品作全てが展示されます。
第5回安曇野涼風扇子展
会期 2023年7月17日(月)〜7月31日(日)
場所 第一会場 安曇野市豊科近代美術
〒399-8205 長野県安曇野市豊科5603-3
第二会場 周岳山 法蔵寺
〒399-8205 長野県安曇野市豊科新田5716